時代と共に変化するロゴマーク

令和になって早3年が経ちました。
元号が決まるまでのワクワク感が、まるで昨日の事のように思えます。
目には見えない歴史の流れですが、私達が目にする物には、必ずと言って良いほど、時代と共に変化していきます。
ファッションを始め、音楽、食、様々な分野が思いつきます。
ロゴマークも同じように、1企業が創業から同じデザインではなく、時代に合わせて変更しているのを見かけます。
私は仕事上、Macを使用しています。以前から気になっていたので、今回はAppleのロゴマークの歴史を調べてみました。
Appleといえば、おなじみの可愛らしいりんごのロゴがトレードマークです。
現在のAppleのロゴは、シンプルなりんごのデザインですが、創業当時から今のデザインになるまでは6回変更されています。
1976年創業当時は、今とは全く違うデザインでした。
ニュートンがりんごの木の下で座っている絵が描かれていて、APPLE COMPUTER CO.という文字が絵を囲んでいるようなデザインです。
しかしこのロゴマークは、創業から1年も経たずして変更されます。
次のデザインは、現在のシンプルなりんごのデザインとなります。1976年から1998年まで採用されました。
色味は6色のレインボー柄です。この6つの配色は当時のApple製品の基本表示色だったそうです。
やはり、こちらでも製品の特徴をしっかり組み込んだデザインがなされていた訳です。
そして1998年なると、製品によって違う色にはなりますが、単色になります。
この頃からインターネットが普及し出してきたので、目にする人も増えてきたことでしょう。
2001年になると、やや立体的なデザインが施されます。
形は変わっていませんが、影や丸みがつけられて、クールなイメージに仕上がっています。
2008年も立体的なデザインが少しマイナーチェンジになりました。
そして、2013年から現在まで使われているのが、グレー単色のフラットなデザインです。
この頃から製品にフラットなデザインが用いられ、同じようにロゴマークも活かされています。
その時代に合わせて何度もデザインを変更させている代表的な企業ともいえます。
もちろんAppleといった大企業だけではなく、個人で経営されているお店の方も、サービスに合わせて定期的にロゴマークを変えているのをブログで拝見したことがありました。
時代や扱うサービスの変化に合わせて、ロゴマークを変更していく。
変化に柔軟な対応をする企業だなと思いましたし、ロゴマークから歴史を知ることが出来るので面白いなと思いました。

ライティング:卯月