オリンピックのロゴマークの由来とは?色・形が意味するもの

オリンピックのロゴマークを知らない人はいないくらい、5つのカラフルな輪っかは有名です。特にオリンピックの開催時期になると、あちこちで目にすることでしょう。とはいえ、1度は目にしたことがあるマークに、どんな思いが込められている知っていますか?今回は、そんなオリンピックのロゴマークについて、由来や意味についてまとめました。

オリンピック・リングの色・形の意味

オリンピックのロゴマークは、同じ大きさの5色(左から青・黄・黒・緑・赤)の輪っかが重なってできています。オリンピック・リングとも呼ばれ、「オセアニア大陸」「アジア大陸」「アフリカ大陸」「ヨーロッパ大陸」「アメリカ大陸」の世界五大陸を表しています。輪が重なっていることで、世界の連帯感を表しており、WORLD(世界)の頭文字である「W」の形を模しているのが特徴です。IOC(国際オリンピック委員会)によると、色は特定の大陸を指定しているわけではないそうです。また、大会によっては単色で利用するときもあります。

オリンピックを「五輪」と呼ぶのはロゴマークから

オリンピックのロゴマークは、1914年にIOC設立20周年記念式典で発表されました。100年が経つ今でも使われ、開催国ではオリジナルのエンブレムを作成して盛り上がっています。日本でも東京・長野・札幌と過去にオリンピックが開催されており、その都度、国民の関心を高めてきました。よくオリンピックのことを「五輪(ごりん)」と呼びますが、それはオリンピックの5つの輪っかからきた呼び名です。元読売新聞社の方がオリンピックを省略して「五輪」と呼び、それが今でも定着しています。それだけ、ロゴマークの認知度が高く「オリンピック=5つの輪」のイメージが共通認識になったといえます。

ロゴマークは言語が違っても共通認識を持てる

会社や商品の数だけ世の中にはたくさんのロゴマークで溢れています。そのなかでも、オリンピックのロゴマークは100年の歴史を持ち、世界の誰もが知っています。言葉が通じない国とも、ロゴマークにより意識を共にできるといっても過言ではないでしょう。オリンピックだけでなく、コカ・コーラやアップル社といった企業も全世界で有名です。もしこれからロゴマークを作成するなら、ぜひワールドワイドなデザインにしてみませんか?いつか、全世界にあなたの会社のロゴマークが知れ渡るかもしれませんよ。

ライティング:藤井ポンタ