なぜツイッターには鳥のロゴマークが使われている?実は2代目で名前もある!

これを読んでいる方の多くが毎日のようにツイッターを利用しているのではないでしょうか。自分の思いや体験したことを140文字以内で投稿するツイッター。最近では情報を共有したりコミュニケーションツールとして利用したりするなど、今や生活の一部といっても差し支えないでしょう。しかし、なぜツイッターのロゴに鳥が使われているのでしょうか。

「ツイッター」とは「小鳥のさえずり」

今や「Twitter」といえば短文投稿サービスのことであり、またはそれを運営するアメリカのツイッター社を指し示す言葉となりました。ですが、「twitter」はもともとが「小鳥のさえずり」という意味の言葉です。よって、ツイッター社が上のような小鳥をロゴマークにするのは自然の成り行きといえます。

短文投稿を小鳥のさえずりに例えるなんてシャレていると感じた人もいるでしょう。しかし、「twitter」にはいわゆる派生した意味が多く存在します。「興奮」「身震い」「そわそわ」といった名詞的表現から、「ペチャクチャしゃべる」「ゾクゾクする」「クスクス笑う」などの動詞もすべて「twitter」です。つまり、「twitter」には小鳥がさえずるという意味もあるので「Twitter」が小鳥のロゴマークになったという認識でかまいません。

ツイッターの初代ロゴマークには立派な名前があった!

この上に掲げたロゴマークもツイッターのものですが、違和感を覚える人もいるかもしれません。何だか丸っこくてトサカのようなものがあるし、それに周りのブルーも少し薄い、と。どういうことか改めて説明すると、前項で掲げたロゴマークがアプリアイコンにも使われている現在のロゴマークで、2012年にリニューアルしたものです。それまでは、トサカ付きの初代ロゴマークを使用していました。

初代のロゴマークには「ラリー・バード」という名前がありました。バスケファンならピンときたはずのその名前、バルセロナ五輪の初代ドリームチームにも名を連ねた名プレーヤーのラリー・バードと同じ名前です。創業当時のツイッター社には彼のファンである社員がいて、その社員が使っていた呼び名をそのままロゴマークの名前に採用したと伝えられています。

なぜツイッターはロゴマークを変更した?

しかし、2012年のロゴマーク変更で、ラリー・バードという呼称はなくなりました。今のものは単に「ツイッターバード」という名前になっています。実は、現在のロゴマークは名前やデザインが変わっただけでなく、ロゴマークに必ず添えてあった「Twitter」という文字もなくなったのです。

ロゴマークをよく見比べてみると、新しいものは初代のものに比べて上を向いているデザインに変わっています。それにはより大空へ飛び立とうというメッセージが込められており、自由・希望・無限という3つの可能性を表すとのことです。そして、小鳥のロゴマークだけでツイッターと認識されるほどツイッターが世に広まった結果、ロゴにあった「Twitter」の文字が取れたのでした。

まとめ

ツイッター1つを例に挙げるだけでも、ロゴマークが企業そのものを表すことがおわかりになったのではないのでしょうか。また、企業が変化していくにつれて、ロゴマークも変化することがあります。普段何気なく目にしている1つのロゴマークには、企業理念や事業内容など、多くのメッセージが込められているのです。

ライティング:tkz-ckoffice