有名企業のロゴに隠された意味とは?
ロゴを製作するなら、“いかに消費者の心に残るか”が大切です。
たとえばロゴがついた宅配便を受け取れば「あの企業に注文したものだ」とひと目でわかりますし、ロゴをつけて走行している車を見ただけで「あのメーカーの車だ」と認識できます。
消費者の心に残れば、それだけ企業の認知度も向上。つまり、ロゴひとつで自社の存在を世間にアピールできるのです。
今回は、有名企業のロゴに隠された意味を紹介します。
普段何気なく目にしているロゴにも、企業理念・インパクト・視認性などさまざまな要素が詰め込まれていることがわかるでしょう。
Amazon
インターネット通販を手掛ける、アマゾン。
企業の正式名称は「Amazon.co.jp」ですが、ロゴマークは小文字で「amazon」と表記されています。小文字の「amazon」の下に、笑顔のような矢印が描かれているのも特徴ですね。
この矢印、どのアルファベットからどのアルファベットへと伸びているかわかりますか?
実は、矢印の始点は「a」、終点は「z」。アルファベットの最初⇒最後へと矢印をつなげることで、“あらゆるものが手に入る”という意味を表現しているのです。
大手インターネット企業、Google。
青、赤、黄、緑でカラフルに彩られたGoogleのロゴは、なんだかおもちゃ箱のよう。
このカラフルなロゴの意味は、“遊び心を忘れない”。
文字の書体をシンプルにしているのもポイントで、“あえて奇抜を狙うのではなく基本的な形を忘れない”という誠意も込められています。
TOYOTA
大手自動車メーカー、TOYOTA。
“T”が変形したようなリング状のマークは、もはやTOYOTAの代名詞ですね。
このリングは、「TOYOTAの製品」「お客様の心」の2つを表現しています。
お客様のニーズに寄り添い、心から満足いただける製品をつくる……というTOYOTAの思いをロゴに込めたのです。
Adidas
スポーツ用品ブランドとして世界的に有名な、アディダス。
アマゾンと同じように、アディダスも正式名称は「Amazon」と頭部分のみ大文字表記です。
しかし、ロゴはすべてひらがなの「adidas」を採用しています。
アディダスといえば、長さの違う3本ラインが定番ですよね。
線は左から右側に向かって長くなるのですが、これは“アスリートの挑戦”を意味しているのだそうです。険しい坂は時に障害に感じられますが、登りきった先には、きっと新しい景色が待っているでしょう。
まとめ
それぞれの企業が、それぞれのロゴに込めた思い。
メッセージを詰め込みながらも印象に残りやすいデザインは、誰からも長く愛され続けています。
シンプル、だけど、奥が深い。
ロゴの持つ可能性は無限大といえるでしょう。