ロゴの色の組み合わせ!配色を工夫すればブランディング効果もアップ
ロゴは、いわば企業の顔。
デザインが決まったら、“企業らしい配色”で完成させましょう。
色によって、人に与える心理効果は大きく変わります。
1色や複数の色など、色の組み合わせを工夫して、印象に残る配色にしてください。
ロゴに最適な色の数は?
ロゴ製作において、「〇色でなければならない」というルールはありません。
1色でシンプルに仕上げるのもおしゃれですし、複数の色を組み合わせるのもデザイン性抜群でしょう。
有名企業のロゴを見てみると、2~3色で構成していることがほとんどです。「メインの色を一つ決めて後はアクセントカラーにする」「あえてすべて原色にする」など、ロゴがもっとも引き立つ配色を選んでくださいね。
ロゴ製作でよくみられる色パターン3選
有名企業のロゴを分析すると、配色は大きく分けて3パターン。
「同系色」「3色」「落ち着いた色+白」について、それぞれ詳しく見ていきましょう。
たとえば、航空業界大手のANA。
青を基調に、アクセントに水色も使っています。
この2色は、「海」と「空」を表現したもの。
サービスを的確にあらわした配色に、思わず「なるほど」とうなづいてしまいますね。
3色
3色あれば、「企業」+「お客様」=「新たな可能性」を表現することもできます。
たとえば、クレジット業界大手のMastercard。
Mastercardのロゴは、赤と黄の円が特徴的ですが、よく見ると二つの円が重なり合った部分はオレンジ色になっています。
この配色は、「デジタルの世界」「理的な世界」を表現したもの。二つの円はそれぞれが運動していて、重なった部分は「プライスレスの可能性」を示唆しているそうです。
まったく別の3色を使用しても良いですが、まるで絵の具のように「重なった部分の色だけを変える」のも一つの方法といえるでしょう。
落ち着いた色+白
落ち着いた色と白の組み合わせは、多くの企業がロゴに使っています。
たとえばTwitter。
ポップでカジュアルなイメージが、一色だけで的確に伝えられていますね。
ちなみにこの鳥は、「自由」「希望」「無限の可能性」を表しているそうです。
また、スターバックスのロゴは、深い緑と白の組み合わせです。
デザインは一見複雑に見えますが、「このロゴはスターバックス」と多くの人が認識しているでしょう。
緑は、人にやすらぎを与える色です。「おいしいコーヒーを飲んで、ゆっくりくつろいでほしい」という思いが感じられますね。
まとめ
ロゴの配色は、企業イメージに直結します。
1色で“シンプルイズベスト”を狙う方法もありますし、複数の色を使ってデザイン性をアピールしても良いでしょう。
まずは、自社のサービスやコンセプトを明確にすることから始めましょう。
今回紹介したロゴのように、「航空業界だから青」「くつろいでほしいから緑」のような配色にすると、企業のブランディングにもなりますよ。
こだわりの配色で、最高のオリジナルロゴを完成させてください。