黄金比って何? 黄金比を使った有名ロゴ3選
「このロゴ美しい」「なんだかこのロゴに惹かれる」など、初見のロゴに対してつい目を引きつけられた経験はありませんか?
もしかしたら、そのロゴには「黄金比」が使われているのかも。
ロゴはもちろん、絵画や芸術など黄金比でつくられた作品は、本能的に「美しい」と思わずにいられません。黄金比を活用して、印象に残るすてきなロゴを製作しましょう。
黄金比とは?
黄金比とは、「1:1.6」の比率のこと。(正確には、「1:1.61803~~」と小数点以下が続きます)
この比率で製作された作品は、心理的に「美しい」と感じるので、さまざまな分野で多用されています。
黄金比は、古代ギリシャの数学者であるエウドクソスによって発見されました。有名なパルテノン神殿は、その黄金比を使って建設されたとか……。
黄金比はその後も注目を浴び、ピラミッド、パリの凱旋門などの建造物や、モナ・リザなどの絵画にも採用されています。
黄金比が使われている企業ロゴ4選
黄金比は、有名企業のロゴにも数多く採用されています。
スマートな美しさは、「1:1.6」の心理効果といえるでしょう。
TOYOTA
自動車業界大手のTOYOTA。
頭文字の「T」をアレンジしたような、スタイリッシュなロゴが印象的です。
このロゴは、縦と横がまったく同じ「1:1.6」で製作されています。
シンプルに見えて、緻密に計算されたロゴ。今では日本で知らない人はいない、唯一無二のロゴですね。
私たちの身近なツール、Twitter。
青い鳥のポップなロゴが印象的です。
このロゴにも黄金比が使われています。
「頭部」「全体」のどちらも、きれいに計算されていますね。
ペプシコーラ
「1:1.6」が使われるのは、“長方形”だけではありません。
円形の図も、黄金比を使えばスマートな印象に。
流れるようなラインも、角度をきちんと計算しているのですね。
Apple
Apple社のロゴは、かじったリンゴでデザインされています。
制作者によると「完全なリンゴだとさくらんぼに見えてしまうので、あえて欠けさせた」とのことですが、「リンゴ」「かじった部分」「葉」のそれぞれに黄金比を採用。
それぞれ、きれいなバランスになるように工夫されていて驚きますね。
こんなところにも? 身近な黄金比
黄金比が使われているのは、製図・設計の世界だけではありません。
私たちの身近なモノにも、黄金比が使われていることも多いのです。
たとえば、以下のアイテムが挙げられます。
・名刺
・キャッシュカード
・クレジットカード
・パスポート など
黄金比はもはや私たちの生活の一部。そのため、数ミリ長さが違うだけで「あれ?」と気づく方も多いでしょう。
他にどのような「1:1.6」があるか、ぜひ見つけてみてくださいね。
まとめ
黄金比は、人間がもっとも「美しい」と感じる比率。
ロゴはもちろん、絵画、設計、芸術などさまざまな分野で活用されています。
「1:1.6」のマジックを取り入れて、印象に残るすてきなロゴを製作してください。